jeudi 3 juillet 2008

病とどう向き合うのか?


この問いにどう答えるのか。大前提として、われわれは死すべき存在であるという認識に達することができるかどうかという問題がある。さらに、この生には病が 付いて回ること、われわれは病とともにあることを前提とできるかどうかに掛かってくるだろう。健康の時にはなかなか難しいことだが、これができると新しい 道に入ることができるのではないだろうか。

われわれが無意識のうちに持っている健康こそ第一で、病は退けるべきもの という考えを見直すことができるかどうか。病に罹ると社会との断絶が起こり、それまで考えていた人生からの脱落のように感じることは想像に難くない。それ も病についての考えを改め難い一つの要因だろう。

しかし、人生をもっと大きく捉え直した場合はどうだろうか。例え ば、このような自問はできないだろうか。社会の中での仕事をしている時には、この自分という存在のどれだけの部分を使っていただろうか。病を得ることによ り、全存在の中でそれまで使われていなかった部分が活力を持ってくることはないだろうか。それは、この存在を新しく生かすことに繋がっているのではないか。




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