samedi 18 juillet 2009

インフルエンザA (H1N1) (Grippe porcine; Swine flu) - 37

WHOは7月6日を最後に国別のH1N1感染者、死亡者の発表を取りやめたようだ。7月16日のメッセージには最新の情報があるので、簡単に紹介したい。

現時点では、今回のパンデミックがさらに進展することは避けられないと考えられる。これまでのインフルエンザ・ウィルスによるパンデミックでは6か月かかって拡散したが、今回はわずか6週間という短さであった。

感染者が増えている国では、個々のケースをモニターすることが難しくなっているが、それはパンデミックの危険性を見て行く上でそれほど重要ではなくなっている。

今回のパンデミックの現在までの特徴は、症状が軽く、大部分の患者は症状が出てから1週間以内に、時に治療を受けなくとも回復することである。しかし、重症例が群発する場合などの異常には目を光らせて行かなければならない。他の注意すべきシグナルとして、学校や職場での不在の増加や緊急外来の増加などがあげられる。症例の発見に力を入れるやり方は検査現場に大きな負担となり、重症例や異常例のモニターが手薄になる危険性がある。

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