vendredi 12 novembre 2010

創造を完成させる瞑想



鳥の鳴き声が聞こえ始めたのでシャッターを開ける
陽の光が見えない完全な水墨画の世界
雲が足早に東へ流れてゆく
朝の鳥たちの鳴き声はよく響く
その鳴き声の主を言い当てられたら素晴らしいだろう
それにしてもいろいろな声がある
太い嗄れ声の鳥もいる
そう言えば学校にもこんな声を出す女性がいた
それはそれで魅力的なのだ
どうしてこんなにいろいろな生き物がいるのだろうか
古代人がそこに創造主を見たとしても何ら不思議はないだろう




この春にこの本を読んだ
不可知論者の天体物理学者と牧師の免疫学者の対論である
その中で神と言ってもいろいろな見方があることを知る
例えば 物理的に手を下し世界を創った神
この免疫学者は神は直接手を下さないという
あくまでも言葉で世界を今の形にあらしめたと考えている

興味深かったのは天地創造の部分
世界は6日でできあがったとされるが 7日目をよく忘れる
その日神は何をしたのか
神は休んでいたのである
そして この日こそが創造の頂点にあるのだとこの免疫学者は指摘する
創造が完成するのは神が何もしなかった日だと言う
すべてをやり終えた後 何も言わず 行われたことを眺め 振り返り 瞑想する
それこそが創造を完成させるものだと言う
われわれの日々の営みにも通じるのではないだろうか



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