lundi 7 avril 2014

第7回サイファイ・カフェ SHE 「遺伝子を哲学する」 の二日目のまとめ


第7回サイファイ・カフェSHEの二日目も多くの方に参加していただいた

年度初めのお忙しいところ参加された皆様には改めて感謝したい

会の方は前日同様、講師が話し過ぎ、討論の時間が少なくなった

しかし、穏やかだが充実した議論が進んでいたように思う

ウィルヘルム・ヨハンセン(1857-1927)というデンマークの植物学者がいる

彼が 「遺伝子」 という言葉を1909年に初めて使った

ヨハンセンはまた、「遺伝子型」 と 「表現型」 を識別した

外に表れている特徴とそれを生み出している元のものは別物であること

さらに、遺伝子型はメンデルの因子(=所謂遺伝子)には還元されないこと

つまり、表現型を生み出すために必要な他の要素も含めて遺伝子型と考えていた

現代でもタンパクを作るDNA断片を遺伝子と定義し、それがすべてを決めていると考えがちである

しかし、この見方は表現型を生み出す他の要素を視野の外に押しやる危険性がある

遺伝子型をホーリスティックに捉えていた 20世紀初頭のヨハンセンの見方は、極めて現代的である


この日、会が始まる数時間前にパソコンがフリーズするという事故があった

パワーポイントのデータはその中しかなかったので、開催ができなくなるのではないかと一瞬慌てた

人生は本当に何が起こるかわからない、などとのんびり構える

すると、初日のスライドPDFを参加者に送っていたことを思い出す

真面目に「こと」を進めておくものである

もしメールを出していなければ、と思うとゾッとする

幸いメールからPDFを取り出すことができた

使うパソコンも近くに見つかったレンタルパソコン会社から借り、何とか間に合わせることができた



懇親会は初日より多くの方が参加され、議論が盛り上がっていたようだ

初日に匹敵する長時間の意見交換となった

この会もすでに7回を終えたことになる

次第にリラックスした雰囲気が醸し出されるようになっている

そのためだろうが、発言がこれまでよりは自然に出ているように感じるのは気のせいだろうか




この日もPAWLの経験を活かし、動画を撮影してみた

相変わらずのローキーだが、会の雰囲気は伝わるのではないかということで Youtube にアップした

ご批判をいただければ幸いである



次回は、今のところPAWLとともに11月開催を予定しています

詳細が決まり次第、この場でも紹介する予定です

興味をお持ちの方の参加をお待ちしております

 これからもご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします





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